神戸市と小泉製麻、「熱湯+泡」の除草で実証実験 人力や草刈り機より高効率か

20211018熱湯と泡で除草

 神戸市は2021年度に、各建設事務所が担当している車道と歩道のすき間や、公園のブロック目地から生える雑草の除去に「熱湯と泡」による新技術を取り入れ、実証実験中だ。取り入れたのは農業資材などを輸入する小泉製麻(神戸市灘区)が英国から導入した「フォームストリーム」。泡の保温効果で一定時間、植物にダメージを与える57度以上に保つことで雑草の根を枯らす技術だ。これまで冬、春、秋と3回の実証実験を実施し、本格導入できるか判断する。

 雑草の根が伸びると舗装面のひび割れなどを助長することなどから、美観を維持するだけでなく、長く安全に道路や公園を使うには雑草の除去が欠かせない。これまでは人力や草刈り機などで雑草を除去してきたが、人力では時間がかかるし、草刈り機では根を残すことになるため再び草が伸びてくる。ただ新技術では現場の負担をこれまでよりも軽減したうえで、高い除草効果を得られる可能性があるという。

 熱湯とともに泡を散布することで雑草に熱を加える。コツは泡が雑草の根元に行き渡るようにすることだという。泡で保温して根を枯らすと同時に、泡が覆うことで種の発芽を抑える効果も期待できる。泡はジャガイモなどの植物が原料で、生分解性。人や動物、周辺環境への影響はないという。3回目の実証実験として神戸市は9月下旬に西神中央公園(神戸市西区)などで熱湯と泡の除草を実施(写真=神戸市提供)。効果の経過観察を続けている。

 小泉製麻は11月24〜26日に東京ビッグサイト(東京都江東区)で開催する展示会「草刈り・除草ワールド2021」にも「フォームストリーム」を出展する計画だ。環境負荷の低い防草シートなどとともに紹介する。神戸市の実証実験で成果が得られれば、新技術の国内普及にも力を入れられるようになる公算だ。

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