遊覧船「御座船安宅丸」が神戸港で運航開始 1日6〜8便・かもめりあ発

20211016御座船安宅丸

【神戸経済ニュース】両備ホールディングス(岡山市北区)の全額出資会社である神戸ベイクルーズは16日から、「御座船安宅丸(ござぶね・あたけまる)」(写真)を神戸港の遊覧船として運航する。遊覧船の発着場である中突堤中央ターミナル「かもめりあ」から約40分のコースを、1日6便運航。週末など乗客が多い場合は最大1日8便まで増便する。江戸幕府の3代将軍である徳川家光が命じて作られせた「安宅丸」をモチーフに作られた和風の外観が特徴だ。

 8月まで運航していたオーシャンプリンス号の後継船。15日には今後の航海の安全を願い、海神社(神戸市垂水区)の宮司による神事と、関係者による試乗会を開いた。16日からの営業運行で乗船料金は、神戸ベイクルーズが運航するもう1隻のロイヤルプリンセス号と共通で、大人1300円、中学生・シルバー(65歳以上)1100円、小学生650円だ。中学生以上は10人以上で団体割引があるが、団体の場合は予約が必要になる。

 1986年7月に瀬戸大橋周辺の観光遊覧船「御座船備州」として就航。2011年4月〜21年5月は東京湾に転じ、御座船安宅丸として東京湾を遊覧運航した。14年に鉄道などを多く手掛ける工業デザイナーの水戸岡鋭治氏が手がけてリニューアルし、現在の姿になった。この間も一貫して両備グループが運航。25年に大阪・関西万博を控えて海外からの観光客が増えることなども意識し、引き続き両備グループの神戸ベイクルーズが神戸港で同船を運航する。

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