久元神戸市長、空港制限緩和「理解のある発言ありがたい」 「フルート」次回に意欲

20170727久元市長フルートの構え

 神戸市の久元喜造市長は27日の記者会見で、関西経済連合会の松本正義会長に加え「(松井一郎)大阪府知事や(吉村洋文)大阪市長が神戸空港の規制緩和に理解のある発言をしていただいているのは、ありがたいことだ」と述べた。神戸市は前日はオリックスなどの企業連合を神戸空港の運営権の優先交渉権者に選んだと発表。神戸市は空港経営の民営化を機に、1日に30便までといった運用制限の緩和を期待していることを改めて強調した。

 オリックス連合の提案によると、すでに関西国際空港と大阪国際(伊丹)空港を一体運営する関西エアポート(大阪府泉佐野市)の完全子会社が神戸空港の運営を担う。関西3空港の一体運営が目の前まできた形だが、基本契約の締結や運営権付与、議会の承認と手続きは続く。「今後も事務手続きをきちんと行うのは実務的だが重要なこと。ここに神戸市としては全力を傾注したい」と述べた。

 一方で前日、財界や個人などの有志による約1000万円の寄付を受けた神戸国際フルートコンクールについて記者の質問に答え、「まだ4年後ということにはなるが、神戸市主催でぜひ開催したい」と意欲を見せた。今年開催した第9回のフルートコンクールは神戸市の補助金を投入せず、開催費用を寄付でまかなった。ただコンクールをきっかけとした市民イベントの活性化した結果、住民の間で「フルートコンクールを応援しようという機運が高まった」「公費を一部投入するという理由は十分に立つのではないだろうか」との認識を示した。(写真はフルートコンクールについて説明する久元氏=神戸市が公開した動画より)

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