兵庫県、10年債の利率0.145%に決定 100億円・機関投資家向け

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 兵庫県は14日、10年物の公募地方債「兵庫県令和3年度第8回公募公債」の発行条件を決めた。表面利率は0.145%、発行価格は100円(応募者利回りは0.145%)、発行額は100億円とした。10年物国債364回債に対する上乗せ幅(スプレッド)は0.065%になった。

 10月25日に発行し、償還日は2031年10月24日。利払い日は毎年4月25日と10月25日だ。機関投資家向けに販売し、SMBC日興証券(事務)、野村証券、三菱UFJモルガン・スタンレー証券の3社が共同で主幹事を務めた。

 午前9時38分に募集を開始。主幹事が完売を確認した後、値引き販売がなかったことを確認する「均一価格リリース」を午前10時40分に宣言した。

 兵庫県は、応募者利回りが国債プラス0.065%のスプレッド、または絶対値で0.050%のいずれか高い方を仮条件として、12日から投資家に需要を調査した。スプレッドの0.065%は、7月に発行した前回10年債と同じだった。

 2021年度に兵庫県が単独で起債した10年債は今回で累計500億円になる。当初予算編成時の発行計画では、今年度に共同発行債を含め1300億円の10年債を発行する計画としていた。

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