スカイマーク、神戸〜羽田など40便を「増発」 10月・需要回復が想定上回り

20211012スカイマーク

【神戸経済ニュース】スカイマークは10月に入って、神戸〜羽田など羽田発着便の40便を「増発」すると決定し、8日から運航を始めた。同社は9月16日に10月運航便のうち通算1454便を減便すると発表していたが、主力の羽田発着便で減便数を事実上縮小した。追加定期便と位置付けて週末を中心に運航する。9月いっぱいで新型コロナウイルスの緊急事態宣言や、まん延防止等重点措置が全面解除になり、需要の回復が想定を上回ったため。(写真は神戸空港で待機するスカイマーク機=資料)

 追加定期便はすでに8日、神戸発羽田行きを1便運航したほか、9日には羽田〜福岡の2往復を運航。10日は羽田〜新千歳を1往復、羽田〜福岡を1往復、神戸〜羽田を1.5往復それぞれ運航した。いずれも減便していたダイヤを復活させる形で運航。今後も同様の手法で、週末を中心に追加定期便を運航する計画だ。神戸の発着便では16日、17日、23日、24日に神戸〜羽田の追加定期便を1往復ずつ運航する。

 全国的に緊急事態宣言や、まん延防止等重点措置が解除されたことで、観光地や繁華街では人出が急速に回復しているとの指摘もある。旅行などの需要も徐々に回復するなかで、航空需要も回復に向かっているようだ。ただ現時点で目立つのは、東京を中心とした需要。テレワークやテレビ会議の普及でビジネス需要の回復も見極めにくく、スカイマークを含む国内の航空会社全体のダイヤが減便ゼロまで回復する時期は、現時点では未知数といえそう。

 10月にスカイマークが運航する神戸発着便では、神戸〜仙台(1日2往復)と神戸〜宮古(下地島)(1日1往復)がダイヤ通り運航。新千歳、茨城、羽田、長崎、鹿児島、那覇と神戸を結ぶ便では減便を実施している。31日から冬季ダイヤでの運航を予定するが、11月の減便予定などについては現時点で未定としている。

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