キムラタン、新株予約権で7億円の資金調達 米系ファンドに第三者割当

【神戸経済ニュース】ベビー・子供服のキムラタン(8107)は8日、第三者割当で新株予約権35万5000個を発行して資金調達することを決めたと発表した。米系の投資ファンドである「Japan International Partners(ジャパン・インターナショナル・パートナーズ)」に全部を割り当てる。権利行使すると100株になる新株予約権1個の価格は34円で、総額は1207万円になる。当初の権利行使価格である1株22円で計算すると、新株予約権がすべて権利行使されれば約7億8000万円の資金調達になる。

 キムラタンが新株予約権で資金調達するのは16回目。新株予約権は25日に発行。権利行使期間26日から2024年10月25日まで。キムラタンの発行済み株式数は8日時点で1億4696万410株で、既存の潜在株式数は930万株。今回の新株予約権の発行で、潜在株式数がさらに3550万株(発行済み株式数に対する比率は24%)増加する計算だ。調達した資金は本業である子供向けアパレル事業、ネット通販サイトの強化、収益不動産の取得に充てる。

 キムラタンは同時に、第15回の新株予約権を発行して調達した資金の使途を変更すると発表した。当初は全額を仕入れ資金に充当する予定だったが、一時的に自己資金が不足したため、調達資金の一部を経費の支払いに充てたとしている。

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