兵庫県、県内旅行を最大5000円引きで需要喚起 14日開始・感染再拡大で停止

20211006兵庫を旅しようキャンペーン
【神戸経済ニュース】兵庫県は6日、同県の住民が県内を旅行する際の補助事業「ふるさと応援!ひょうごを旅しようキャンペーン」のうち一部を14日から先行実施する。宿泊施設が提供する宿泊サービスか、旅行代理店が販売する旅行商品を、価格に応じて最大5000円割り引きする。さらに利用金額に応じてみやげ物店などで使える最大2000円分のクーポン券も配布。12日から予約受け付けを開始する。斎藤元彦知事が6日の定例記者会見で発表した。

 斎藤知事は、新型コロナウイルスの感染拡大で打撃を受けたことで「観光業や飲食業が苦しいので、早く需要を喚起してほしいとの声があった」と説明した。新型コロナの緊急事態宣言が解除され、まん延防止等重点措置の適用もなく、実施要件とした兵庫県全体でみて2回のワクチン接種を終えた人が60%を超えるのが確実になったことから、事業の開始を判断。先行実施では対象宿泊施設に直接申し込んだ場合と、旅行代理店での申し込みが対象だ。ネット旅行会社経由での予約は本格実施の際に適用対象にする。

 新型コロナ対策ワクチンの接種を2回終えた人のグループか、未接種者がいる場合は同居している家族単位の小人数で利用する。ワクチンの接種ができない人はPCR検査で陰性の結果通知書があれば、2回接種済みの人と同様に取り扱う。費用は5日に成立した9月補正予算に7億4000万円を計上。約10万泊分の利用を想定した。

 新規感染者数と病床使用率・重症病床使用率が1週間連続で上昇に向かった場合は新規予約を停止。新規感染者数が人口10万人あたり25人以上、病床使用率・重症病床使用率が50%超になった場合はキャンペーンを全面的に停止するといった目安を設定。目安の指標を参考に、キャンペーン継続の可否を総合的に判断するという。

▽関連記事

関連記事

広告

コメント

コメントの投稿

非公開コメント

広告

神戸経済ニュース twitter

広告

神戸経済ニュースについて

神戸経済ニュース

Author:神戸経済ニュース
「神戸を知ると世界が分かる」を合い言葉に、神戸の景気・企業・金融・経済政策などにまつわる話題を随時お伝えします。すべての記事がオリジナルです。

詳しくはこちら。

広告