長谷川JR西日本社長「三ノ宮は最重要拠点」 増資「もう一度はない」

20211005JR西日本の長谷川氏

【神戸経済ニュース】JR西日本(9021)の長谷川一明社長(写真)は5日、神戸市、都市再生機構との共同記者会見で三ノ宮駅の新駅ビル構想を発表し、「当社にとって三ノ宮駅は神戸の玄関口となる要の駅。大阪、京都とともに最重要拠点」と述べ、ふさわしい規模の駅ビルが必要だと強調した。さらに新駅ビルが「都心三宮の『センターピン』としての役割をはたしていきたい」と語った。

 新駅ビルを整備する意義について「単に不動産事業というわけではなく、街のにぎわいづくりの一翼をにない、そして市民のみなさんや、さらには他のエリアからもご来訪いただく、そういった流れで多くの方々が集まると鉄道事業も活性化される」との考え方を示した。このことから三ノ宮駅ビル整備は「成長のために取り組む事業」だと話した。

 商業施設、事務所、ホテルの3層構造にする計画だが、それぞれの具体的な計画はまだ詰まっていないという。「ビルの中に乗り換えを円滑化するなどの公共空間をいかに作り上げるか、によって事業用に使える面積も変わってくる」と説明。三ノ宮駅南の広場でJR西日本が温泉を掘り当てたこともあったが「メンテナンスに手がかかり、活用は難しい」との見方も示した。

 事業費については「3ケタ億円」と述べるにとどめたが、1000億円を上回る可能性はないと判断している。JR西日本は9月1日に公募増資などで最大2622億円を調達したが、資金使途に三ノ宮駅ビルは入らなかった。新たに数百億円規模のプロジェクトが浮上した形だが、新たな資金調達について聞くと、長谷川社長は「増資をもう一度やることはない」と話していた。

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