飲食提供の社会実験、HAT神戸なぎさ公園で オープンカフェの需要検証

20211003コンテナ型

【神戸経済ニュース】神戸市はHAT神戸なぎさ公園(神戸市中央区)で飲食物を販売する社会実験を始めた。10〜12月の毎週金曜、土曜、日曜の午前11時〜午後6時にコンテナ型店舗(写真)が1基と、キッチンカー1台が出店する。公園のにぎわい創出や、オープンカフェの常設に向け、近隣住民や周辺企業の従業員に加え、兵庫県立美術館や温浴施設といった周辺施設の来場者の需要を把握するのが社会実験の目的だ。

 10月はコンテナ型店舗でキューバ移民が米フロリダに持ち込み広まったとされる「キューバサンド」を販売。キッチンカーは日替わりで、クレープやバウムクーヘンなどの菓子類、ステーキやホットドッグ、カレーなど、さまざまなメニューを販売して現地のニーズを探る計画だ。キッチンカーの出店調整などは、シンクロ・フード(3963)が運営する日本移動販売協会(大阪市北区)が受託した。

 HAT神戸なぎさ公園で神戸市は、兵庫県と連携して「アートと海を感じるまちづくり」を進めている。6月には公園に大型の彫刻作品が2点、新たに加わった。近隣には、HAT神戸地区の住民らが利用するショッピングモールの飲食店街もある。だが公園内での飲食の提供で、アート作品や摩耶大橋などの非日常的な風景をより長い時間、楽しむ人が増えるか関心を集めそうだ。

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