神戸三宮阪急ビル上層階のホテル、異例の高い客室稼働率85% 角会長が明かす

20211002角和夫氏

 阪急阪神ホールディングス(9042)の角和夫会長グループCEO(最高経営責任者、写真)は2日、阪急神戸三宮駅北側の広場が再整備を終えて5年半ぶりにオープンした記念式典に出席し、同駅の駅ビルである神戸三宮阪急ビルの上層階に入居している宿泊特化型ホテル「レムプラス神戸三宮」は7〜9月に、「3カ月連続して客室稼働率が85%だった」と明かした。式典であいさつして述べた。

 新型コロナウイルスの感染拡大を受けて出張や旅行が控えられ、全国的にホテル業界は打撃を受けている。神戸市内のホテル主要10社合計で7月の稼働率(日銀神戸支店調べ)が40.9%だった。これとの比較でみれば異例の高さといえる。角会長によると、足元では東京のホテルでもおおむね40%強、大阪のホテルなら40%を少し下回る程度で、「信じられない数字」だと話していた。

 角氏は続けて「遠くから来ていただいているというよりも、割と近場の方にきていただいていると思う」と客層を分析していた。阪急神戸三宮駅の真上という立地の良さが奏功したとみられる。同ホテルは兵庫県に3回目の緊急事態宣言が発令された翌日の4月26日に開業。嵐の中の船出だっただけに角氏も胸をなで下ろしたようだった。

 さらに神戸市が開設した産官学の交流拠点「アンカー神戸」の会員社数が150社を超えたことも、角氏は明らかにした。「思いのほか早期に集まった」という。新型コロナで景気に不透明感が強い中、当初は目標の200社に届くか心配したが、「来年の春に200件というのは確実に達成できる」と自信を見せていた。同施設は神戸新聞社(神戸市中央区)と大手監査法人のトーマツが運営する。

 ビル全体としても4月26日に開業した神戸三宮阪急ビルは、開業から半年近くが経過して「好調なスタートを切った」というのが角氏の評価だ。同ビル自体についても「私が社長になる以前に新聞報道に出たことがある当時のプランに比べて、はるかにいいものができたと思っている」という。阪神淡路大震災で損壊した当時の駅ビルを解体すると決めてから、20年を超える歳月が流れてようやく着工したビルだっただけに、構想がよく練れていたということか。

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