六甲山・摩耶山、交通機関増強の必要性など検討 神戸市が有識者らの検討会

20211001六甲山上駅

 神戸市は9月30日、六甲山上や摩耶山上などの交通機関について議論する「六甲山・摩耶山の交通のあり方検討会」の第1回会合を開催した。検討会には有識者に加えて、現在の六甲・摩耶周辺で交通機関を運営する事業者や、六甲山上の観光施設を運営する企業の関係者も参加。新型コロナウイルスの感染拡大までは訪日外国人観光客の増加が目立っていたうえ、六甲山や摩耶山の活性化が進めば、現在の交通機関では不十分との認識を共有した。(写真は六甲ケーブルの六甲山上駅=資料)

 六甲山上、摩耶山上には年間、約200万人の観光客が訪れる。山上までの交通手段はおよそ7割が自動車、ケーブルカーとロープウェーを使う経路が約3割になっている。山上を周遊する手段としては「六甲山上バス」「六甲・摩耶スカイシャトルバス」が運行しているが、レジャーで六甲山と摩耶山の間を周遊するケースは少ない。交通系ICカードが使えない交通機関も多く、乗り換え案内のアプリなどで検索できないケースもある。

 一方で、神戸市は兵庫県と連携し、山上の再活性化を進める。国立公園内だが、現在は空き家状態である企業の保養所だった施設や、空き別荘などの改装工事を手掛けやすくする規制緩和を実施。六甲山上にIT(情報技術)企業やエンジニアなどを誘致する「六甲山上スマートシティ構想」が始まったほか、観光施設のリニューアルなども複数の計画がある。山上を訪れる需要は増加が見込まれ、交通機関の輸送能力の不足が予想される。

 この日の検討会では、こうした現状認識を共有。そのうえで目的に応じた交通機関の増強や、神戸市の都心三宮や大阪方面などからのアクセス改善の必要性を改めて確認した。検討会では第2回を11月、第3回を2022年1月をめどとして開催し、第4回を開催する22年3月には出席者の意見を取りまとめる方針。神戸市は22年度に、検討会でまとまった意見などを参考に、交通機関の改善に向けた社会実験などにも取り組む考えだ。

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