神戸市長選 服部修氏が立候補を取りやめ、中川暢三氏を支持へ転換
- 2021/09/29
- 14:01
10月24日に投開票する神戸市長選に立候補を表明していた音楽塾経営の服部修氏(写真右)は29日に記者会見し、同市長選への立候補を取りやめると表明した。新型コロナウイルス対策を巡る施策などについて、服部氏は「市長選に立候補した最大の理由は、ワクチンだけに頼らない新型コロナ対策を進める主張がしたかったためで、同じ主張である中川暢三さんの応援に回る」と述べた。服部氏は2022年3月27日に投開票を予定する、西宮市長選への出馬を検討するという。
記者会見に同席した中川氏(写真左)は「わかりやすくいうと一本化」と話した。9月中旬に入って中川氏が、同じく立候補を表明している服部氏と酒谷敏生氏に3者合同の街頭演説会をもちかけたのがきっかけになった。打ち合わせなどで意見交換するうち、新型コロナについて両者の政策が一致していると共通認識ができた。9月下旬に入って中川氏が一本化を呼びかけ、服部氏がこれに応じた。中川氏は「政治家として大きな決断だったと思うし、責任の重さを改めて痛感している」と語った。
服部氏と中川氏はともに7月の兵庫知事選に立候補し、斎藤元彦氏に敗れ落選した。服部氏は「兵庫県知事選の前に話す機会があれば、無理して(知事選に)出馬しなかったかもしれないぐらい」とも話す。酒谷氏にも一本化を呼びかけたか、との記者の質問に中川氏は「酒谷さんにそういう話はしていない」という。立候補を予定している鴇田(ときた)香織氏について「ようやく連絡先が分かったので、合同での街頭演説会を呼びかけたい」と中川氏は話した。
現在、神戸市長選に立候補を表明しているのは現職の神戸市長で自民、公明、立民、国民が推薦する久元喜造氏、共産が推薦する岡崎史典氏、元加西市長の中川暢三氏、空手道場代表の酒谷敏生氏、弁護士の鴇田香織氏の5人。
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