ATAOが3日続伸、7%上昇 新型コロナ「宣言」解除で百貨店販売に期待感

20191231神戸株ワッペン

終値 391円 +26日(+7.12%)

 27日の東京株式市場では、バッグや財布を企画・販売するススタジオアタオ(ATAO、3086)が3日続伸。前日比26円高の391円と大幅高になり、この日の高値で引けた。東証マザーズの値上がり率ランキングで8位に顔を出した。首都圏や近畿圏など都市部を中心に発令されている新型コロナウイルスの緊急事態宣言が30日で解除される見通しになったことで、百貨店の来店客数が回復し、同社製品の百貨店を販売経路とした売上高が回復するとの期待感が広がった。

 新型コロナの緊急事態宣言を受けて、食品や宝飾品など一部の分野を除いては百貨店の売上高が減少。婦人服などのアパレルなどは外出自粛の影響で需要が後退したほか、外出自粛による百貨店の来店客数の減少による影響も受けていた。ただ先週末以降、30日を期限に緊急事態宣言、まん延防止等重点措置が全面的に解除になるとの報道が相次いだ。ワクチン接種の広がりで外出に前向きな動きも出ている。このため百貨店の来店数回復に期待がかかりやすい。

 百貨店では神戸阪急(神戸市中央区)などを傘下に収めるエイチ・ツー・オーリテイリング(8242)が続伸し、年初来高値に接近。アパレル大手のワールド(3612)も続伸し、株価は約2.7%上昇した。

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