近隣施設との連携で「いいチーム」に KIITO:300開設で記念式典

20210919パネル討論

 歴史的建築物である旧神戸生糸検査所を活用し、デザインを通じて都市の豊かさを生み出す神戸市の施設「デザイン・クリエイティブセンター神戸」(KIITO、神戸市中央区)では18日午後、新たな交流スペース「KIITO:300(キイトさんまるまる)」の開設を記念する式典を開催した。KIITOの3階にあったホールを改装し、子供の創造力を高める活動「KIITO:300キャンプ」、企業・団体が参加する社会貢献活動「KIITO:300ファーム」を展開する。開設記念の行事が一巡する25日からは、一般に開放して誰でも利用できるようにする。

 式典に出席した神戸市の久元喜造市長はあいさつし、KIITOは2012年の開設以来「十分な成果を上げてきたが、(行事のない日などは)人影が見られず閑散としていた」と指摘。「いつ訪れても誰かがいて、世代を超えて、なんとなくKIITOに行ってみたいと思えるようになってほしいと思っていた」「これがKIITO:300という形で実現したのではないか」と新たな拠点開設に期待した。

 KIITOの永田宏和センター長(写真左、写真はKIITO提供)は、KIITO:300の開設に合わせて新たに設定したKIITO全体のキャッチコピー「これまでも、これからも。クリエイティブがつくるのは元気だ」を発表。玄関を改装したほか、読書や勉強、リモートワークなどに利用できる30メートルのカウンターを1階に設置したことなど普段から、より幅広い利用ができる施設になったと強調した。これまで三宮駅近くの複合ビル「サンパル」に入居していた社会貢献活動の交流拠点「神戸ソーシャルキャンパス」「神戸ソーシャルブリッジ」「協働と参画のプラットホーム」はKIITO:300に移転・入居する形になる。

 KIITO:300の開設を記念したパネル討論では、「学びのエリアデザイン」について近隣の施設を運営する組織の代表者らが意見を交えた。東遊園地(神戸市中央区)を活性化する社会実験「アーバンピクニック」を展開してきた一般社団法人リバブルシティイニシアティブの村上豪英代表理事(写真右)は、「公共空間を運営するなかでは、歓迎されていないと感じる人がないよう心がけたが、プログラム(行事)には子供向けやシニア向けなどターゲットを絞るものもある。複数の施設が連携すれば多様なプログラムを同時に走らせる、いいチームになるのでは」との見方を示した。

 2022年7月ごろにKIITOの2階に移転する神戸市立三宮図書館で、運営を受託する図書館流通センター(丸善CHIホールディングス=3159=の完全子会社)に所属し、三宮図書館長を務める鈴木千尋氏(写真右から2人目)は、22年春に東遊園地内に開業する子供向け図書館「こども本の森神戸」の運営も図書館流通センターが受託することから「それぞれの特色を理解し、適切なサービスを提供することでエリアの魅力を高める一翼をにないたい」と話した。これを受けて永田センター長は「図書館流通センターとは連携策について勉強会も始まっている」と述べた。

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