(動画)サイバーと大阪大の「遠隔ロボット接客」実証実験が始まる 神戸空港


 サイバーエージェント(4751)と大阪大学大学院基礎工学研究科は17日、自律制御と遠隔操作の両方ができるロボットを使った接客についての実証実験を神戸空港で始めた。神戸空港の出発ロビーがある2階と、飲食店などが入居する3階にロボット合計10体を設置。これを2人の担当者で遠隔操作することで、効率的に旅客を案内・誘導して顧客満足度を高められるか調べる。26日まで。

 さまざまな場所にロボットを配置し、ロボットの数よりも少ない人数でロボットを操作することで、効率的かつ円滑に旅客を案内する。サイバーエージェントAI Lab(AIラボ)の馬場惇・主任研究員は「労働人口の減少によって、より少ない人数で(さまざまな物事の)現状を維持する必要が出てくる中で、1人の能力や存在を拡張することが求められている」という時代背景に対応する。1人のロボットオペレーター(操作者)で案内係5人分というわけだ。オペレーターはネット接続できれば、どこからでもロボットを操作できる。

 実証実験の場所を提供した空港としても興味津々だ。空港運営会社である関西エアポートは、同社が運営する関西3空港が2025年の「大阪・関西万博」の玄関口になることを意識。藤原大輔・神戸統括部長は「旅客の満足度を高めるために、いろいろと手を尽くしたい」という。このため「まずは案内係としてロボットが受け入れられるのか」という観点からも実証実験の結果には関心があるという。 

 ロボットはヴイストン(大阪市西淀川区)の「コミュニケーションロボットSota(ソータ)」を使用。話しかけやすいデザインに開発されたロボットだ。17日は初日だったが、かわいらしい表情や動きに興味を持った子供がロボットに近づく場面も見られた。当面はオペレーターの人数の2倍である4人以上が同時にロボットに話しかけた場合、円滑に旅客の誘導につなげられるかなどが当面の課題になるとみられる。

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