斎藤兵庫知事、給与カット「県民が厳しい中での県政運営」 1期で2000万円減
- 2021/09/16
- 17:51

兵庫県の斎藤元彦知事(写真=兵庫県が配信した動画より)は16日の定例記者会見で、自らの退職金を5割減額、毎月の給与と期末手当を3割減額する条例案を21日に始まる9月議会に提出する理由について記者の質問に答え、「新型コロナウイルスの影響で県民や事業者が厳しい中での県政運営であり、私の年齢がまだ若いということもある」と述べた。退職金と給与のカットは選挙公約でもあり「それに対する県民のみなさんの支持もあった」という。「これから行財政改革をやっていくこともあり、自らの身を処するということで(減額を決めた)」と話した。
斎藤知事が自らの年齢の若さを減額の理由の1つに挙げる一方で、20歳程度の年長である副知事2人についても退職金を25%カット、毎月の給与と期末手当を15%カットすることについては「知事と副知事は一体になって県政を運営する立場」として、副知事にも一定の減額が必要だとの見方を示した。加えて副知事給与について「知事給与との均衡も考えた」といい、副知事給与が知事給与を上回らないよう調整する意味もあったと明らかにした。
給与3割、退職金5割という減額の比率については「他県における知事の給与抑制の実施状況などをふまえて決めた」と説明した。条例案が可決されると、知事の月額給与は現在の134万円から93万8000円になる。期末手当は夏冬合計で701万円が491万円に減る。退職金が5割カットになるのを勘案すると、4年の任期で約2000万円の減額になる見通しだ。
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