川西倉庫が急伸、一時ストップ高 前日上方修正きっかけ2年9カ月ぶり高値

20191231神戸株ワッペン

終値 1470円 +216円(+17.22%)

 15日の東京株式市場では川西倉庫(9322)が急伸。買い気配で始まり、制限値幅の上限(ストップ高)である前日比300円高の1554円で寄り付いた。2018年12月10日に付けた1575円以来、2年9カ月ぶりの高値になった。前日大引け後に2022年3月期の連結純利益が前期比4%減の5億2000万円になりそうだと発表したのがきっかけ。従来予想の3億5000万円から上方修正し、減益幅が縮小する見通しになったのを好感した買いを集めた。

 同社は前日、22年3月期の業績予想と同時に、21年4〜9月期(上期)の業績予想も上方修正していた。通期予想の上期予想の修正幅を比較すると、21年10月〜22年3月期(下期)の上方修正幅は上期に比べて小幅にとどまる計算になる。川西倉庫は慎重な見通しを示したが、市場では収益好調の背景にある「コンテナ不足による海上運賃の上昇は簡単に反転しそうにない」といった見方から、川西倉庫の収益には一段の上振れ余地があるとの見方も出たようだ。

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