川西倉庫、今期純利益4%減に上方修正 中間配2円上積み・港湾運送が回復で

20210914川西倉庫修正

 神戸港や大阪港などで倉庫を展開する川西倉庫(9322)は14日、2022年3月期の連結純利益が前期比4%減の5億2000万円になりそうだと発表した。従来予想の3億5000万円から上方修正し、減益幅が縮小する見通しになった。神戸港での港湾運送業務が当初の予想に比べて大きく改善し、収入が上振れしたのが主因。21年4〜9月期の業績が予想を上回ったうえ、10月以降も収益環境は良好と見立てた。

 売上高は前期比1%増の216億円になる見込み。従来予想の207億円から一転の増収見通しだ。営業利益は58%増の7億4000万円と、従来予想の5億円から増益幅が拡大する。コンテナ不足を背景に、混載貨物への需要が増加しているうえ、海上運賃が上昇しているのも収益の追い風になる。混載貨物の取扱業者として、新規荷主の獲得にもつながっているという。

 足元の事業環境の活況を受けて、中間配当に特別配当の2円を積み増し8円にする。従来の配当予定は普通配のみの6円だった。今期の年間配当金は14円(うち中間8円=2円は特別配)になる。前期は年間で15円(うち中間9円=3円は特別配)だった。

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