斎藤兵庫知事、退職金5割減・給与3割減の条例案提出へ 副知事も減額

 兵庫県の斎藤元彦知事は14日午前にラジオ関西の「三上公也の朝は恋人」に出演し、退職金を5割減額、毎月の給与と期末手当を3割減額する条例案を21日に始まる9月議会に提出する方針を改めて示した。荒木一聡副知事も退職金を25%減額、給与と期末手当を15%減額する。斎藤知事は「選挙のときから公約であり、これから新しい兵庫県を作るにあたり、まずは自分の身を処する」と説明した。

 知事の退職金や給与を大幅に減額することで、副知事の給与のほうが高額になるという逆転を避ける目的で、副知事の退職金や給与なども減額することを決めたという。各種手当などを除いた知事の月額給与は、月額134万円と兵庫県の条例で決めている。これまで財政難などを背景に6%の減額を実施し、月に126万円を支給してきた。3割減額になれば93万円になる計算だ。

 知事が給料の大幅減額を打ち出したこともあり、県議の一部からは議員報酬を減額する主張も出ている。ただ議員報酬は活動に必要な額として減額に反対する声も根強い。県議の議員報酬カットに反対する声が高まれば、知事の給与を減額する条例案の成否にも影響する可能性が出てくる。


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