家次神商会頭、「パンデミック後」意識した施策要望 久元神戸市長に要望書

20210914要望書手渡し

 神戸商工会議所の家次恒会頭(シスメックス会長兼社長)は13日午後、神戸市役所を訪れて2022年度の市政運営に対する要望書を久元喜造市長に手渡した(写真)。家次会頭は久元市長に対して、長引く新型コロナウイルスの緊急事態宣言などで飲食や宿泊、対面サービスなどの業種が打撃を受けているのを受け、「売上高が蒸発した状態は誰にとってもよくない」と述べて支援の継続を求めた。あわせて「ポストパンデミック(まん延の次の局面)に産業界がどう形を変えていくかが大事だと思っている」と述べ、経済活動の本格的な再開を意識した施策展開を求めた。

 家次氏は三宮再開発などのインフラ整備について、コロナ後の産業界は「パラダイムシフト(思考の転換)が起きるとも言われており、これに合ったデザインにする必要がある」と指摘。「神戸が率先してそうできれば、外から企業を呼ぶことができるし、そうすれば人口も増えるということもある」と述べ、新型コロナの経験をふまえた中長期的なビジョンの重要性を強調した。欧米ではワクチン接種の普及で経済が再び動き始めていることもあり、国内も再び動き始めた際に「スタートダッシュができるような準備もしていく必要がある」とも強調した。

 一方で家次氏は、久元氏が率いる神戸市政について「新しいことをいっぱいやっていただいて、神戸の雰囲気がだいぶ変わってきた」と評価。そのうえで「引き続きのリーダーシップをお願いしたい」と述べ、久元氏の施策を支持する姿勢も打ち出した。

 要望を受けて久元氏は「まず神戸市として、すべきことは感染を収束させること」と述べ、ワクチン接種が順調に進んでいることを説明した。そのうえで、新型コロナの影響を受けた業種について「いろんな支援策があっても分かりにくいので、商工会議所と相談しながら個々の事業者に支援が行き届くようにしなくていは」と話した。三宮再開発は「バスターミナルもほぼ予定通りに進んでいる」と説明。そのうえでコロナ後も引き続き「感染対策などで神戸医療産業都市への期待は一段と高まるので、力を入れなくてはならないだろう」と話していた。「水素関連のビジネスのすそ野を広げるのも課題」とも述べた。

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