菅首相、新型コロナ緊急事態宣言の延長発表 30日まで兵庫県など19都道府県で

20210909菅首相

 菅義偉首相(写真=内閣広報室が配信した動画より)は9日夜に記者会見し、同日開いた新型コロナウイルス感染症対策本部で、現在緊急事態が発令されている21都道府県のうち、宮城県と岡山県を除く19都道府県の緊急事態宣言の延長を決めたと発表した。従来は12日としていた期限を30日に延ばす。兵庫県の緊急事態宣言も延長した。解除した宮城県と岡山県は、まん延防止等重点措置に切り替える。

 9月13日からの緊急事態宣言は、北海道、茨城県、栃木県、群馬県、埼玉県、東京都、千葉県、神奈川県、静岡県、岐阜県、愛知県、三重県、滋賀県、京都府、大阪府、兵庫県、広島県、福岡県、沖縄県になる。まん延防止等重点措置は宮城県、福島県、石川県、岡山県、熊本県、香川県、宮崎県、鹿児島県に適用する。富山県、山梨県、愛媛県、高知県、佐賀県、長崎県はまん延防止等重点措置を12日を期限に解除する。

 菅首相は「全国各地で感染者はようやく減少傾向をたどっているが、重傷者数は依然として高水準」と指摘。8日に専門家会議が示した緊急事態宣言や、まん延防止等重点措置の解除に向けた考え方を反映し、「病床使用率が50%を下回ること」「重傷者、新規感染者、自宅療養者が減少傾向にあること」「ワクチン接種の効果」などの状況を総合的に判断したという。

 菅氏は自民総裁選への立候補を取りやめた理由についても言及した。「多くの公務を抱えながら総裁選を戦うことは、とてつもないエネルギーが必要」「12日の宣言解除が難しい、そうした中で覚悟するにつれて、やはり新型コロナ対策に専念すべきと思い、総裁選には出馬しないと判断した」「内閣総理大臣として最後の日まで、全身全霊を傾けて職務に全力で取り組む」などと語った。

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