家次神商会頭「コロナ対策も大事だが経済どう前に進めるか」 新体制に期待

20210905家次神商会頭

 神戸商工会議所の家次恒会頭(シスメックス会長兼社長)は6日の定例記者会見で、菅義偉首相が事実上の退陣表明したのを受けて、「新型コロナウイルス対策も大事だが、経済をどう前に進めるかというのも新体制に期待したい」と述べ、事実上の次期首相を選ぶ自民総裁選に向けては、新型コロナの感染収束後の議論が進むことを期待した。

 家次会頭は、インド型(デルタ株)のコロナウイルスの感染拡大に対する懸念が広がる中でも「世界を見ると経済に動きが出ていることも事実」と指摘。2回のワクチン接種が完了したことを示す「ワクチンパスポートでいろんなところに行けるようになるという話もあり、観光誘致など乗り遅れないようにしてほしい」と語った。

 5日に閉幕した東京五輪・パラリンピックについては「成功裏に終わったと思う」との見方を示した。そのうえで「それにとどまらず、日本からどう発信していくか、衆院選もあるから(自民の次期総裁は)積極的になると思うので、その辺も期待したい」と話していた。

 一方で就任から1カ月が経過した兵庫県の斎藤元彦知事については、「兵庫・神戸には1995年の阪神淡路大震災の影響でインフラ整備が遅れているとか、三宮再開発や神戸空港国際化など課題がある」といった改めて指摘。そのうえで「兵庫・神戸をいかに栄えさせるか、人口減少をいかに止めるかなど、商工会議所としてもいろいろな意見を持っているので、忌憚(きたん)なくお話をさせていただいて、共通認識を持っていきたい」という。「いまはコロナ対策で大変だと思うが、時間を置いてそうした話し合いを持ちたい」との希望を述べた。

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