6月の兵庫県一致指数は2カ月ぶり上昇 基調判断「改善している」据え置き

 兵庫県が31日に発表した6月の兵庫県景気動向指数(兵庫CI、2015年=100)速報値は、景気の現状を示す一致指数が前月から3.7ポイント上昇の79.1だった。2カ月ぶりに上昇した。新型コロナウイルスの緊急事態宣言などで全般的にはさえない状況ながら、製造業の復調や底堅い個人消費が景気を下支えしている様子を示した。兵庫県は、同指数の動きによって判断する景気の基調判断を据え置き、8カ月連続で「改善を示している」との見方を示した。

 一致指数の上昇は、実質百貨店販売額や初手以外労働時間指数(全産業)、企業収益率(製造業)の増加が寄与した。着工建築物床面積や大口電力消費量の減少を補った。

 数カ月先の景気を示す先行指数は前月比0.4ポイント低下の108.3と、2カ月連続で低下した。鉱工業製品在庫率指数の低下や新規求人数の減少などが響いた。企業倒産件数の減少などが下支えになった。

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