モロゾフ、今期税引き益62%増に上方修正 計画生産で原価率改善など

20210827モロゾフ業績修正

 洋菓子大手のモロゾフ(2217)は27日、2022年1月期の単独税引き利益が前期比62%増の5億7000万円になりそうだと発表した。従来予想の5億円から上方修正し、増益幅が拡大する。長引く新型コロナウイルスの感染拡大で売上高は従来予想をやや下回るが、コスト削減が効く。新型コロナの影響を大きく受けた非連結子会社「鎌倉ニュージャーマン」の株式評価損2億2000万円を特別損失に計上するが、これを乗り越えた利益の上振れになる。

 売上高は2%増の262億円、営業利益は65%増の12億円を見込む。従来予想は265億円、8億6000万円だった。一部の百貨店では地下食品売り場で新型コロナの感染者が増えて臨時休業するなど、店舗の営業日数が想定よりも下回っておることなどで、売上高は小幅ながら下方修正した。一方で営業利益は販売動向に合わせた計画的な生産で原価率が昨年比で低下。販売人件費も想定を下回って推移しており、鶏卵などの原材料やブリキ缶など包装資材のコスト上昇をひとまず吸収する見込み。

 モロゾフは9月3日に2021年1〜6月期の決算発表を予定する。

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