神戸製鋼、超大型コンテナ船用のクランクシャフトを納入 3隻目、三井造船に
- 2017/07/13
- 20:24
神戸製鋼所は13日、船舶向けエンジンに使う世界最大級のクランクシャフトを三井造船に納入したと発表した。全長22メートル、重さ約500トンで、超大型コンテナ船に搭載するエンジンに使う予定だ。昨年にも2隻分の同型クランクシャフトを納入しており、今回は3隻目の船に向けて販売した。同型船は十数隻の建造が予定されており、その分を18年までに順次納入する。(写真は出荷前のクランクシャフト=神戸製鋼の発表資料より)
クランクシャフトはエンジンの往復運動を回転運動に変えるための、折れ曲がった軸状のエンジン部品。コンテナ船の急速な大型化に対応して、大きなエンジン、大きなクランクシャフトへの需要も高まっている。強度面でも整形の面でも大型化すれば作るのも難しいが、神戸製鋼が14年に開発した「肩入れ鍛造法」で作った。「設計疲労強度」が20%向上するとしている。
神戸製鋼は船舶用の鋳鍛鋼製品でも高いシェアを持つ。クランクシャフトで世界シェア40%、エンジンの力をプロペラに伝える中間軸・推進軸では世界シェア80%になるという。
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