接種会場から30分以内なら…  神戸市「端数」が出たときの接種希望者を募集

 神戸市は14日から、集団接種会場や大規模接種会場で急なキャンセルなどのため余分になった新型コロナウイルスのワクチンの接種希望者を募集する。これまで1回も接種を受けていない20歳以上が対象で、接種会場からの連絡があれば、およそ30分以内に接種券と本人確認書類を持って会場に到着できることが条件だ。神戸市内に19カ所ある、すべての大規模・集団接種会場で「余剰ワクチンボランティア」として募集する。

 米ファイザー製のワクチンが入った瓶は、1本に6回分接種するだけのワクチンが入っている。米モデルナ製では瓶1本に10回分のワクチンが入っている。開栓した瓶は使い切る必要があるため、通常は各会場ともワクチンが無駄にならないように人数を調整して予約を受け付けている。だが急なキャンセルなどがあった場合は、ファイザーだと1日に最大5人分、モデルナだと最大9人分の「端数」が発生してしまう。

 これまではワクチンをムダにしないため、看護師や薬剤師など会場スタッフか、近隣にある学校の教職員などに接種をしていた。だが、こうした人らは優先予約対象者として、すでにワクチン接種の予約ができる。1回目の接種を終えた人も増えてきたことから、新たに事前応募のあった神戸市の住民や、市内に在勤・在学中の希望者に接種することにした。

 接種の連絡がある時間帯は、会場によって異なる。余剰ワクチンボランティアとして1回目の接種を終えた場合、優先対象かどうかと無関係に2回目の予約を入れられる。いつ接種の順番が回るか分からないため、すでに1回目を接種した人は応募できない。応募は神戸市ホームページの専用フォームで受け付ける。17日から応募者への接種を始める計画だ。

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