斎藤兵庫知事「大事なのは勝負するタイミング」 読書に学ぶ・ラジオ番組で
- 2021/08/11
- 14:14

兵庫県の斎藤元彦知事(写真=資料)は11日午前、FMラジオ放送局であるKiss FM KOBE(神戸市中央区)の番組「4 SEASONS(フォーシーズンズ)」に出演し、趣味の読書から学んだことについて「大事なのは勝負するタイミング」と語った。「日本史が好き」という斎藤知事は、司馬遼太郎記念館(東大阪市)の友の会に入会するほどの司馬遼太郎ファンで、司馬氏の著作を「読みあさっている」という。そうした中で「人生をかけて勝負するタイミングを見定めたうえで、思い切ってすべてを投げ打ってでも勝負するというのが歴史の転換点ではよくあった」と話した。
番組DJを務める聞き手のクマガイタツロウ氏が、7月の知事選で斎藤氏が初当選したことに重ねて「勝負しましたね」と水を向けると、斎藤氏は「それぐらい兵庫県をよくしたいという思いがまさった」と応じた。「公務員やってた方が安定してたよね、と言われたこともあった」と打ち明けつつも「兵庫県に尽くしたいという思いで出馬した」と立候補した際の心境を振り返った。
新型コロナウイルスの感染対策についても触れ、20代や30代の感染者が増えていることを強調したうえで「お盆の時期に友達を集まりたい気持ちは分かるけれど、今回はがまんしてほしい」と呼びかけた。さらに聴取者に対して積極的なワクチン接種についても求めた。一方でホテルなどを借り上げて、宿泊療養施設を増やすなど、感染者数が増えていることへの対応も説明していた。
自らの月額報酬を3割削減、退職金を5割削減する意向を示していることについては「いろんな改革に対する期待もあるので、自分も身も処して、県民のみなさんと一緒になってやっていこうという姿勢も大事かなと思って」と説明した。リクエスト曲を求められると「マイケル・ジャクソンとか、メタリカとか、最近でいうとビリー・アイリッシュ、あとはニルヴァーナなども聞くし、ブルーハーツも好き」で何にしようか迷ったが、結局ABBA(アバ)の「ダンシング・クイーン」をリクエストした。
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