シティー・ループ&ポートループ共通の1日乗車券を発売 割り引きなど特典も
- 2021/08/10
- 01:01
神姫バス(9083)と神戸交通振興(神戸市長田区)は10日、神戸中心部の観光スポット17カ所を周遊する「シティー・ループ」と、三宮から新市街地として再開発が進む旧港湾部をめざす「ポートループ」の両方に乗れる1日乗車券「W・LOOP(ダブルループ)1日共通乗車券」(図=神姫バス提供)を発売する。神戸中心部の周遊バスが乗り放題になり、観光スポットの間の移動が円滑になる。
今年運転を始めたポートループは三宮から新港町、ポートタワー、ハーバーランドを海岸沿いのルートで結び、神戸の観光には欠かせない神戸港の風景を楽しむのに適したルートを通る。一方、シティー・ループは三宮やハーバーランドにも停車するが、中華街「南京町」のほか、異人館のある北野町方面といった山側の観光地を訪れるのに利用する。経路が補完的な両路線が乗り放題になることで、より多くの観光スポットを回りやすくなる。
金額は1000円(小人500円)。ポートループ単独の1日券は500円、シティー・ループは680円とあって別々に購入するより得だ。さらに異人館「風見鶏の館」が10%引き、神戸市立博物館で団体料金適用、神戸ポートタワーは100円引きになるなど、シティー・ループの1日券とほぼ同様の特典も付く。事前の購入も可能で、スクラッチ方式の券面で乗車日を削るとバスに乗車できるようになる。
JR新神戸駅の神戸市新神戸駅観光案内所のほか、JR三ノ宮駅南の神戸市総合インフォメーションセンター、JR三ノ宮駅東の神姫バス神戸三宮バスターミナル、シティー・ループのバス車内で販売する。期間限定などではなく、通年で継続的に販売。新型コロナウイルスの感染収束を見越し、神戸観光の切り札として定着をめざす。
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