ノザワの4〜6月期、純利益53%増 生産性向上の取り組み寄与
- 2021/08/06
- 11:34

建設資材大手のノザワ(5237)が6日発表した2021年4〜6月期の連結決算は、純利益が前年同期比53%増の3億7500万円だった。新型コロナウイルスの感染拡大の影響で減収になったが、新型コロナ前から取り組んでいる工場などでのコスト削減の取り組みが寄与。原価率の低下につながり増益を確保した。為替差損が為替差益に転じたのも利益水準を下支えした。
売上高は12%減の47億円、営業利益は12%増の4億1600万円になった。新型コロナの影響で新規の建設計画が減少。外壁材である主力の押し出し成形セメント板「アスロック」の出荷は前年同期比11%減の28億1300万円だった。原材料価格は、現時点では想定ほどの高騰ではないという。物流費はトラックの積載率をできるだけ引き上げるなど、運送効率向上の取り組みで削減した。
22年3月期の連結業績予想は据え置いた。純利益は前期比15%減の10億円7000万を見込む。4〜6月期の利益はやや上振れたが、売上高はほぼ想定通り推移したという。
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