住友ゴム、今期純利益57%増に上方修正 海外で高採算タイヤに需要

20210805住友ゴム決算と修正

 住友ゴム工業(5110)は5日、2021年12月期の連結純利益(国際会計基準)が前期比57%増の355億円になりそうだと発表した。従来予想の330億円から上方修正し、増益幅が拡大する見通しになった。米国を中心に多目的スポーツ車(SUV)向けタイヤが伸びるなど、総じて高採算のタイヤが従来想定を上回る。北米、韓国でゴルフ用品の販売が好調に推移しているのも寄与する。

 売上高にあたる売上収益は18%増の9300億円、営業利益は34%増の520億円を見込む。従来予想は9100億円、470億円だった。年間のタイヤ販売本数は前期比11%増の1億2050万本を見込む。従来想定の1億2332本から引き下げた。特に北米の市販タイヤは7〜12月期に、本数ベースでは前年同期比10%以上減る見通しに下方修正した。原材料価格を受けた値上げの実施で、売上高の増加や利益率の改善にもつなげる。

 テレビ会議システムを通じて記者会見した山本悟社長は、タイヤの販売本数見通しを引き下げたことについて、「タイから北米への船舶貨物運賃が高騰するなど、主として物流面で不透明感が大きいため」と説明した。一方で中間配当金は25円に決め、従来予定の20円から5円を積み増した。年間でも従来予定に比べ5円増の55円(前期は35円)になる。

 同時に発表した21年1〜6月期の連結決算は、最終損益が205億円の黒字(前年同期は93億円の赤字)だった。新型コロナウイルスの感染拡大が影響して、海外の生産や販売が停滞した影響が後退した。売上収益は29%増の4400億円、営業損益は285億円の黒字(前年同期は29億円の赤字)になった。

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