川重が反発 今期最終黒字190億円に上方修正で、買い一巡後は伸び悩み

20191231神戸株ワッペン

終値 2353円 +28円(+1.20%)

 5日の東京株式市場では川重(7012)が反発。一時は前日比128円高の2453円まで上昇した。売買高は339万株と3月12日(348万株)以来ほぼ5カ月ぶりの水準に膨らんだ。東証昼休み時間中に2022年3月期の連結最終損益が190億円の黒字(前期は193億円の赤字)になりそうだと発表した。従来予想の170億円から上方修正し、黒字幅が拡大するのを好感する値動きになった。

 ただ7月13日に付けた直近高値の2459円に近づくと、戻り待ちの売りが増えた。買い一巡後は大きく伸び悩み、むしろ上値の重い印象が残ったとの指摘もある。株価が一段の戻りを試すには、「民間航空機のエンジンや、機体などの需要が回復する時期を見極め、本格的な収益回復を確認したい」といった見方は依然として根強いようだ。

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