阪神燃の4〜6月期、税引き利益32%減 海外向けの部品販売減で

20210803阪神燃決算

 船舶用エンジンを製造する阪神内燃機工業(6018)が2日に発表した2021年4〜6月期の単独決算は、税引き利益が前年同期比32%減の1億1400万円だった。東南アジア向けを中心に、海外向けの部品販売が減少したのが響いた。新型コロナウイルスの感染拡大で営業担当者が現地に向かえなかったうえ、現地代理店の動きも鈍かったという。

 売上高は前年同期比12%減の23億円、営業利益は34%減の1億5900万円だった。売上高のうち主機関の販売は2%減の13億円、部分品・修理工事は23%減の9億9700万円になった。6月末時点の受注残高は43%増の34億円と膨らんだ。出張費用の減少などで販管費が大幅に減ったが、減収を補えなかった。

 22年3月期の連結業績予想は据え置いた。税引利益は3%増の3億7000万円を見込む。受注動向からみて海外の減少分を国内販売で補い、売上高も利益も前期を上回る見通しは維持した。

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