ノエビアHDの10〜6月期、純利益1%増 スキンケア用化粧品が下支え

20210731ノエビアHD決算

 化粧品を製造販売するノエビアホールディングス(4928)が30日に発表した2020年10月〜21年6月期の連結決算は、純利益が1%増の36億円になった。新型コロナウイルスの感染防止を目的としたマスク着用の影響で、口紅などメイク用化粧品の販売が減少したことなどから、同社全体でも減収。ただ採算性の高いスキンケア用の製品が下支えし、新製品効果もあって小幅ながら増益を確保した。

 売上高は2%減の388億円、営業利益は1%の69億円だった。5月に発売した、洗顔後に付けて美容液などを肌に浸透させやすくする化粧水「ノエビア・バイオサイン・インナートリートメント・リポソーム」の滑り出しが順調だった。高級品シリーズの「スペチアーレ」や中価格帯のカウンセリング化粧品などもしっかり。「マスクかぶれ」(マスクの下の肌荒れ)に対応する需要が引き続き根強い。

 21年9月期の連結業績予想は据え置いた。純利益は前期比12%増の63億円になる見込み。「引き続き全般的に回復基調にある」(経理部)という。

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