井戸兵庫知事「そういう退任の迎え方もある」 退任式後にコロナ対策本部で



 5期20年の任期を31日に終える井戸敏三知事は30日、退任を機とした記者会見を開いた。退任セレモニーを終えた後に新型コロナウイルス感染症対策本部会議を開くことに触れ、「阪神淡路の復旧復興から始まった私にとっては、そういう退任の迎え方もある」と述べ、まもなく終わりを迎える知事の任期を振り返った。あわせて「退任セレモニー後に本格的な知事の仕事をさせるとは、兵庫県も人使いが荒い」と、ぼやいてみせた。

 任期の20年間を通じて感じていたのは「ずっと財政には恵まれなかった」ことだ。「やはり1兆3000億円の震災関連県債の返済の重みは大きかった」という。「やりたい仕事が十分にできたかというと、財政的制約がずっと付きまとっていた」と振り返る。もし資金が潤沢だったら何をしていたか聞くと、「アリーナ建設」「人々のニーズに則した公園のリニューアル」「県庁舎も、もっと早く手がけていれば」と次々に出てきた。

 今後どのような活動をするか、特に決めていないという。「退任後はヒマなので、どういう生活スタイルを確立すればいいのか試行錯誤しなくては」と話した。「昭和43年(1968年)に勤務を開始して、ずっと仕事一筋で五十数年やってきたから、仕事がないということが初めて」と明かす。来年5月に開催するワールドマスターズゲームズ2021年関西に向けた体力づくりに打ち込めそうだ。

 新型コロナ対策本部会議の直前に、兵庫県庁1号館の芝生広場で開いた退任セレモニーでは、広場いっぱいに集まった職員らに「県庁はなんのためにあるのか、県民の幸せを実現するためにある」と最後の訓示(動画)。「県民の幸せをどのように実現していくか。これが使命であり、その使命をしっかり、一致団結して貫き通していただきたい」と職員らを励ました。セレモニーの最後は大きな拍手に見送られながら、対策本部会議の準備に向かった。

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