神戸市、30日から教職員などワクチン接種予約を再開 第12回の配分判明で
- 2021/07/29
- 19:07
神戸市は29日、新型コロナウイルスのワクチン接種を巡り、60〜64歳の住民や神戸市の小中学校・高校の教職員、高齢者施設や障害者施設の職員など、65歳未満で優先接種の対象になっている人の予約受け付けを再開すると発表した。30日から順次受け付ける。政府による第12回(8月16〜29日)の米ファイザー製ワクチンの配分が判明したため。足元の予約状況などを勘案し、接種対象を拡大できると判断した。新たに約22万人が対象になる。
モデルナのワクチンを接種する大規模接種会場「ノエビアスタジアム神戸」では、全ての優先対象者について30日から予約の受け付けを始め、予約が取れ次第、ワクチンを接種する。その他の集団接種会場や個別接種会場では、接種するワクチンや職業別などで予約開始、接種開始の時期を変えて、順次対応する計画だ(表の赤枠内が今回の追加分、表は神戸市提供)。
60歳未満で優先接種の対象でなく、基礎疾患もない人のワクチン接種については現時点で未定。同日記者会見した久元喜造市長は「次回のファイザー製ワクチンの配分が明らかになる、お盆(8月15日)前後に、今後の接種計画についてなんらかの見通しを示すことができれば」と説明していた。
今回、ワクチン接種の予約受け付けを開始する対象と予約開始の時期などは以下の通り。予約は従来と同じシステムで受け付ける。
<7月30日(金)から予約可能>
・60〜64歳の神戸市住民(2022年4月1日までに60歳の誕生日を迎える人を含む)
・高齢者施設および障害者施設の従事者または居宅サービス事業所など訪問系サービス事業所の従事者
・医療機関で実習している市内大学・専門学校の医療系学科の学生、実習に同行する教員
<8月10日(火)から予約可能>
・保育所、幼稚園、認定こども園、地域型保育事業、認可外保育施設、障害児通所支援事業所(児童発達支援・放課後等デイサービス・保育所等訪問支援)の保育士・教職員
・母子生活支援施設、児童家庭支援センター、児童養護施設、乳児院、児童心理治療施設、一時保護所の職員
・特別支援学校、小・中学校、高校、高等専門学校の教職員、青少年育成センター、こうべ学びの支援センター、神出自然教育園の職員
・児童館・学童保育施設の職員、母子保健事業の職員
・高齢者の介護相談窓口(あんしんすこやかセンター)で勤務する職員、要介護認定調査員
・障害者地域生活支援拠点および障害者相談支援センター、しごとサポート(障害者の就労支援窓口)、発達障害者相談窓口で勤務する職員、障害認定区分調査員
・柔道整復師、鍼灸師、あん摩マッサージ指圧師
・理容所・美容所に勤務する理容師または美容師
・公共交通機関(鉄道、バス、タクシー、船舶、航空の公共交通機関で直接乗客と接する従業員)
※「8月10日から予約可能」の対象者でも、大規模接種会場のノエビアスタジアム神戸での接種は7月30日から可能。
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