神戸電鉄の4〜6月期、2年ぶり最終黒字を確保 鉄道の旅客数など回復で
- 2021/07/29
- 16:06
神戸電鉄(9046)が29日に発表した2021年4〜6月期の連結決算は、最終損益が1億9000万円の黒字(前年同期は3億7000万円の赤字)だった。4〜6月期としては2年ぶりに黒字を確保した。鉄道を中心に運輸業で旅客数が回復したのが寄与した。ただ4月25日に兵庫県としては3回目になる新型コロナウイルスの緊急事態宣言の再発令もあり、19年4〜6月期に比べると輸送人員、旅客収入とも下回った。
売上高は前年同期比12%増の49億円、営業損益は3億6000万円の黒字(前年同期は2億5600万円の赤字)になった。鉄道の輸送人員は定期、定期外とも回復し、旅客収入が前年同期比で29%増の18億円だった。ただ19年4〜6月期の24億円には届かない。流通業の営業収益が13億1700万円と、前年同期に比べ14%減少したのは収益認識に関する新基準を適用した影響が大きいという。
22年3月期の連結業績予想は据え置いた。純利益は前期比2.7倍の5億円を見込む。緊急事態宣言の影響で4〜6月の旅客収入は想定をやや下回った模様。ただ新型コロナの緊急事態宣言や、まん延防止等重点措置が解除された際に、ハイキングなどのイベントを再開させて集客につなげる。
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