住友ゴム、ブラジルでタイヤ増産投資 235億円投じ生産能力1.3倍に

20210726住友ゴムブラジル工場

 住友ゴム工業(5110)は26日、2025年までに10億6400万レアル(約235億円)を投じ、ブラジル工場(写真=住友ゴム提供)の生産能力をおよそ3割増やす。多目的スポーツ車(SUV)などのライトトラックや乗用車向けタイヤの生産能力は、現在の日産1万8000本から、24年4月には同2万3000本にする。トラック・バス用タイヤの生産能力は1000本から2000本に倍増する。ブラジル国内の需要増に対応するのがねらい。

 ブラジル工場は13年10月に乗用車・ライトトラック用タイヤ、19年3月にトラック・バス用タイヤの生産を開始。「ダンロップ」ブランドの浸透もあって、順調に販売を伸ばしている。20年は新型コロナウイルスの影響で販売は前期を下回ったが、19年を上回る見通し。今後も年2〜3%の需要増が見込まれるという。当初日産500本を予定していたトラック・バス向けのタイヤを、追加投資で1000台に引き上げて生産を始めた経緯もあった。

 海外で需要が高まると、日本やタイの工場から輸出を増やして対応するケースもあるが、ブラジルでは通貨レアルの値動きが相対的に大きいことや、関税が比較的高いことからブラジル国内の需要増には同国内での増産で対応するのが順当と判断した。ブラジルでは地域ごとに1つずつの代理店と専売契約を結ぶなどで販売価格も安定しており、今後も順調に利益が稼ぎ出せるとの見通しも設備投資を後押しした。

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