6月の神戸港、輸出入総額は同月最高8403億円 前年比35%増・対中輸出伸び

20210722貿易統計

 神戸税関が21日に発表した6月の貿易統計(速報)によると、神戸港を通じた輸出入総額は前年同月比35.1%増の8403億円だった。新型コロナウイルスの感染拡大で物流が停滞した昨年を5カ月連続で前年同月を上回り、6月としては過去最高を記録した。中国向けの半導体等製造装置や、東南アジア向け自動車部品などの需要が伸び、輸出額が大幅に膨らんだのが寄与した。

 輸出額は前年同月比43.0%増の5312億円だった。中国向けなどの半導体製造装置は73.3%増の191億円、自動車の部分品は前年比2.9倍の139億円、米国向けなどの建設用・鉱山用機械が97.2%増の399億円と、主力の輸出品目はそろって高水準だった。鉱山用機械は6月としては過去最高。半導体製造装置に加え、化粧品などが増えた対中国の輸出は6月としては過去最高になった。

 輸入額は前年同月比23.5%増の3090億円で、6月としては過去最高だった。イタリアなどからの加熱式を含むタバコが78.1%増の350億円と6月としての過去最高を記録したほか、農薬・医薬品・塗料などの原料になる有機化合物は78.7%増の179億円と月間輸入額の過去最高を更新した。衣類および同付属品も中国からを中心に輸入が増え、57.2%増の179億円と高水準だった。

 6月の平均為替レートは1ドル=109円50銭と、前年同月に比べ1円72銭の円安・ドル高だった。全国の輸出入総額に占める神戸港のシェアは、前月比0.4%上昇の6.0%になった。

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