解散控え「感謝のつどい」26日にライブ配信 阪神淡路大震災の復興基金

20210720活かす

 7月末で解散する「阪神・淡路大震災復興基金」は26日に、最後の事業として「感謝のつどい」を開催する。同基金の評議員で兵庫県立大学大学院の室崎益輝教授が「復興基金の成果と今後への提言」をテーマに記念講演。室崎氏に加えて同じく基金評議員の野崎隆一・神戸まちづくり研究所理事長、中村順子コミュニティ・サポートセンター神戸理事長の3人が座談会を開く。

 つどいの冒頭には基金の理事長である井戸敏三兵庫県知事と、副理事長である久元喜造神戸市長があいさつする。被災市の市長や基金設立時の強力金融機関、基金の活用団体、震災復興に関する有識者、基金歴代役員などが参加の予定。新型コロナの感染状況によって変更になる可能性もあるが、会場の兵庫県公館には関係者およそ80人が集まる見通しだ。

 一般向けには動画投稿サイト「YouTube」でライブ配信を実施。さらに後日、録画を「ひょうごチャンネル」で配信する予定だ。阪神・淡路大震災復興基金は公益財団法人で、震災が発生した1995年の4月1日付で、兵庫県と神戸市が2対1の割合で出資して設立した。

 兵庫県と神戸市の出資比率を維持したまま、合計3640億円を拠出した基金は、運用益も活用して116事業を実施。なかでも97年から04年にかけて実施した、生活復興を支援する「被災者自立支援金」の給付には1415億円を投じた。(写真は阪神淡路大震災などの大災害の教訓を、次の災害に生かすことを目的に基金が作成した行政職員向けマニュアル「活かす」)

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