川重、自家発に蓄電池・太陽光を組み合わせ環境負荷低減 明石工場で実証試験

20210720川重模式図

 川崎重工業(7012)は19日、オートバイやロボットなどを生産する明石工場(明石市)の自家発電設備で、蓄電ハイブリッドシステムの実証試験を始めたと発表した。主にガスタービンで発電するが、太陽光発電と蓄電池システムを組み合わせる(模式図=川重提供)。工場内で熱の需要が少ないときはガスタービンの運転を緩め、蓄電池や太陽光パネルから電力を供給することで、温暖化ガスの二酸化炭素(CO2)排出を削減するなど環境負荷の軽減をねらう。

 独自に開発して特許を取得した「仮想同期発電制御(VSG)」も今回の実証試験で評価する。天候が悪化して太陽光パネルからの出力が急速に減少した場合などでも、システム全体からの出力を一定に維持するための仕組み。エネルギーの有効活用や、太陽光など天候に左右される電源向けの「需給調整市場」への電力供給で収益向上が見込めるという。停電時でも蓄電池の電気でガスタービンを起動することができ、BCP(事業継続計画)にも対応する。

 数年内にはシステムを商品化して販売したい考えだが、まずは明石工場の電力のごく一部をまかなう実証試験システムを組み立てた。実証試験は5月に開始していたが、VSGの特許が取得できたことで、この時期の発表になったとしている。

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