MORESCOの3〜5月期、最終黒字10億円 中国で自動車生産が好調

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 潤滑油や化学品などを製造するMORESCO(5018)が13日に発表した2021年3〜5月期の連結決算は、最終損益が10億円の黒字(前年同期は1700万円の赤字)だった。中国で自動車生産が好調だったことなどによる増収効果に加え、営業経費も抑制した。賃貸用ビルの売却益の8億円を特別利益に計上したのも寄与した。

 売上高は13%増の66億円、営業利益は3.7倍の5億2000万円になった。中国で自動車産業向けの特殊潤滑油の販売が新型コロナウイルスの感染拡大前を上回る水準に伸びた。新型コロナの影響が残ったインドネシアなどの販売減を補った。引き続き出張旅費などが少なかった分、営業利益は19年3〜5月期(3億900万円)を上回った。

 22年2月期の連結業績予想は据え置いた。純利益は前期比2.3倍の12億円を見込む。営業利益は通期予想に対する3〜5月期の進捗率が44%に達した。ただ原油価格など原材料価格、商品や原材料の運賃、半導体不足を受けた自動車生産の動向など、見極める必要がある外部要因は非常に多いとして、見直しを見送った。

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