井戸兵庫知事、財政再建は税収増が寄与と説明 20年振り返る・ラジオ番組で

 7月末の任期で退任する兵庫県の井戸敏三知事は、13日朝に放送したラジオ関西の番組「三上公也の朝は恋人」に出演し、知事を務めた20年間で最も印象に残ったことは2006年に県内各地で開催した「のじぎく国体」だったと打ち明けた。1995年の阪神淡路大震災から10年が経過し、「国体を一致団結して開催できた」。特に、最寄り駅から競技場までの沿道を花で覆う「花いっぱい運動」を挙げ、花があふれる様子が「兵庫のみなさんの郷土愛と、感謝の気持ちの表れだったのだろう」と話した。

 一方で、1995年に発生した阪神淡路大震災からの復旧復興事業で悪化した、県財政の再建に力を入れたことも振り返った。国の支援制度が整っていなかったこともあり「(2011年に発生した)東日本大震災の被災県とは全然状況が異なった」と指摘。インフラなどの復旧復興などに「全体で2兆3000億円の負担があったが、このうち1兆3000億円が借金、県債で仕事をする必要があった」「その借金返しがまだ2800億円残っている」と話した。元本1兆円超を返済した計算だが、これに最も寄与したのは「税収が伸びたこと」と説明。そのうえで「行財政構造改革を推進して、平成30年度(2018年度)には収支均衡を達成した」と話していた。

 もっとも行財政構造改革の期間中も、一方的に支出を切り詰めるのではなく、「多くは昭和40年代に建てられた県立病院を順次立て替えていったのが、新型コロナウイルスへの対応にずいぶん役立った」とも述べ、一定の投資を続けた成果も強調した。「県民生活に不可欠な事業は推進する一方で、がまんするところはがまんして、職員のみなさんには給与カットまでご協力いただいて行財政構造改革ができたと思っている」と語った。

 定期的な井戸氏のラジオ出演は今回が最後。パーソナリティーの三上公也氏が、知事のリクエスト曲をかけてはどうかと提案する聴取者のメッセージを紹介すると、井戸氏はジョン・レノンの「イマジン」をリクエストした。この曲を選んだ理由などについては、特に触れなかった。

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