カルナバイオ、「AS-0871」の治験第1相前半が終了 「順調に進展」

 創薬ベンチャーのカルナバイオサイエンス(4572)は12日、関節リウマチなど炎症性免疫疾患の治療薬として開発を進めている薬剤「AS-0871」について、オランダで実施している第1相臨床試験(治験)の前半を終えたと発表した。第1相では薬剤の安全性を確認し、適切な投与量を決める。同社によると、治験は現時点で「順調に進展している」とみている。

 第1相前半で実施したのは、複数の被験者に1回ずつ異なる量の薬物を投与する試験。5ミリグラムから900ミリグラムまでを投与し、いずれも安全性が確認できた。100ミリグラム以上の用量では、薬物が血液に入ってから濃度が半分に薄まるまで約7〜9時間と、想定通りの結果も得られた。加えて、動きが活発になると炎症につながる「B細胞」「好塩基球」の動きも抑制。特に100ミリグラム以上の用量では、動きの抑制が持続的に確認できたという。

 今後は同一の被験者に複数回の薬剤を投与する、第1相の後半の試験を7〜12月期に開始する。スケジュールもほぼ計画通りに進んでおり、2021年12月期の連結業績予想への影響はないとしている。

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