和田興産の3〜5月期、税引き益8.9倍 尼崎市の大型物件で引き渡し

20210709和田興産

 和田興産(8931)が発表した2021年3〜5月期の単独決算は、税引き利益が前年同期比8.9倍の6億6600万円だった。117戸の大型物件「ワコーレ塚口駅前ファーストエンブレム」の引き渡しがあったことなどで、売上高が押し上げられた増収効果を受けて増益になった。戸建て住宅の引き渡しも寄与した。

 売上高は35%増の109億円、営業利益は2.7倍の11億円だった。前年同期は、新型コロナウイルスの感染拡大を受けた最初の緊急事態宣言でマンションギャラリーを休業。今年に入ってからの2回目と3回目の緊急事態宣言では、感染対策を徹底したうえで営業していた。マンションギャラリーの休場によって発生した商戦期のズレも、ほぼ解消したという。

 22年2月期の連結業績予想は据えおいた。税引き利益は前期比18%増の15億円を見込む。3〜5月期の業績はほぼ想定通り推移したことから、業績予想の変更は必要ないと判断したという。

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