ドーンの今期税引き益、3期連続最高へ 利用料伸び前期に19期ぶり営業益最高

20210708ドーン決算

 緊急通報システムなどを開発・運営するドーン(2303)は8日、2022年5月期の単独税引き利益が前期比7%増の2億5300万円になる見通しだと発表した。3期連続の過去最高になる。主力の消防向け「NET119緊急通報システム」などクラウドシステムの納入先が増えており、クラウド利用料収入が伸びる。新たなエンジニアを獲得に向けて人件費などは増加するが、増収効果で吸収する。年間配当金は前期据え置きの12円(中間なし)を予定する。

 売上高は9%増の12億円、営業利益は9%増の3億7000万円を見込む。消防向け以外に自治体向けに「DMaCS(災害情報共有サービス)」の導入も好調で、クラウド利用料に寄与する。警察や自治体が防災・防犯情報を配信するスマートフォン向けアプリサービスも順調な推移を予想しているエンジニア獲得を巡っては、大阪オフィスを7月に開業する費用を計上するが、営業益は2期連続で過去最高になる。

 記者会見した宮崎正伸社長は、警察向けの映像通報システムについて「今年中に入札が予定されている警察庁向けについては、受注が決定したわけではないため業績予想には織り込んでいない」と話していた。110番の指令室からショートメールで通報者に動画送信を依頼できる映像通報システム「Live110」は20年10月に兵庫県警に本格導入。容疑者の検挙に寄与した具体的な事例が出ているという。

 同時に発表した2021年5月期の単独決算は、税引き利益が前の期比18%増の2億3700万円だった。国や自治体が業務のシステム化を進める流れから、防災・減災分野の公共投資もICT(情報通信技術)の活用意欲が高まっているという。売上高は7%増の11億1900万円、営業利益は17%増の3億3900万円になった。営業利益は02年5月期(3億3800万円)以来19期ぶりに過去最高を更新した。

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