神戸市と渋谷区がスタートアップ支援で連携協定 東西の起業家や関係人材が交流

20210706神戸市渋谷区

 神戸市と東京都の渋谷区は6日、スタートアップ支援で連携協定を結んだ。起業家の育成・支援に加え、技術者や新たなものを発想するクリエイティブ人材の交流、女性起業家の育成などを共同で進める。神戸市の久元喜造市長(写真左)と渋谷区の長谷部健区長(同右)が両市区をテレビ会議システムで結んで記者会見して発表した。第1弾の事業として東西のスタートアップや関連人材が交流する「NOROSI Startup HUB(ノロシ・スタートアップ・ハブ)」を実施。参加者の募集も開始した。

 「渋谷区はスタートアップの聖地」(久元市長)というほどスタートアップが集積。2000を超すスタートアップが集まり、ベンチャーキャピタル(VC)など資金の出し手も60社が立地する。ただ官民連携で実施した実証事業は16件にとどまる。一方で神戸市はスタートアップは100社、VCなどは3社どまりだが、官民連携の実証事業は68件と実績があり、日本では少ない医療産業系のスタートアップの集積も進みつつある。両者が互いの強みを補完でき、スタートアップ支援の環境を強化できると判断した。

 第1弾として実施する「ノロシ」では、アイデアを提案する「チャレンジャー」、技術やノウハウを持ったプロジェクト推進者「チームメンバー」、資金を提供する企業や団体を募集。ひとまず神戸市と渋谷区に住むか、通勤・通学している人など両市区にゆかりの人が対象だ。機動的な東西人材の交流にはアドリブワークス(神戸市中央区)が運営するオンラインコミュニティ形成のツール「triven(トリブン)」を採用して、新たな課題解決、ビジネスの立ち上げのための仲間作りを支援する。

 神戸市は米有力VCと連携したスタートアップ支援事業「500 Kobe Accelerator(500神戸アクセラレーター)」や、行政課題に取り組む「Urban Innovation Kobe(アーバンイノベーション神戸)」を展開してきた。久元市長は「神戸市のスタートアップ支援も新たな段階に入る」と述べ、渋谷区との連携での成果を期待した。長谷部区長は「ドローンを実際に飛ばすスタートアップの実証などはぜひ神戸でお願いしたいし、教育や福祉などは両市区で展開することで展開したりと、いろんなメリットが期待できる」と述べ、今回の連携をスタートアップの間に浸透させたい意向を示した。

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