神戸阪急、6月の売上高は前年やや下回る 土日営業を食品などに限定で

 エイチ・ツー・オーリテイリング(H2O、8242)傘下の神戸阪急によると、同店の6月の売上高は前年同月をやや下回ったもようだ。速報ベースでは前年同月比3.3%増になった。だが6月末までに受注・売上高計上したギフトを発送した時点で、発送月に売上高を計上し直す影響を考慮すると、前年同月比1%内外の減少に修正される見通しという。新型コロナウイルスの緊急事態宣言を受けて、土日の営業を食品、化粧品、ベビー用品に限定した営業が表れた。

 特に婦人服や紳士服などのファッションは、土日に営業しなかった影響が大きかった。ロフトなど大型専門店も土日に売り場を閉鎖した影響が目立った。一方で衣料品でもラグジュアリー(高級)ブランドや、時計などは堅調に推移し、売上高を下支えした。土日も営業した食品も堅調だった。神戸阪急は6月21日から、平日・土日とも午前10時〜午後8時の通常営業を再開した。

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