川重、神戸本社をCO2フリー電力に切り替え 年2000トンの削減に
- 2021/07/01
- 12:13
川崎重工業(7012)は1日、神戸市中央区の神戸本社で使用する電気を二酸化炭素(CO2)排出量ゼロ(CO2フリー)の電気に同日から切り替えたと発表した。川重神戸本社が入居し、同社などが所有するオフィスビル「神戸クリスタルタワー」(写真=資料)に、川重傘下のカワサキグリーンエナジーがCO2フリー電力の供給を開始した。川重本社や他のテナントを含めた同ビルの電力使用に伴うCO2排出量は実質ゼロ、年間およそ2000トンの排出削減を見込む。
川重が建設・運営受託する廃棄物プラントなどで発電した電気を、カワサキグリーンエナジーが調達。同社がオフィスビル向けに供給する。電気には、化石燃料ではないエネルギー源で発電されたことを示す証書「トラッキング付きFIT非化石証書」が付いている。このため事業に必要な電力を、100%再生可能エネルギーでまかなうことをめざす国際的な企業連合「RE100」加盟社でも利用できる。
川重は4月1日付で、CO2排出量がゼロまたは低水準の電力を取り扱うカワサキグリーンエナジーを4月1日に設立。子会社である川重商事(神戸市中央区)の電力小売り事業を分離して、川重が50.1%、川重商事が49.9%を出資した。川重では事業所全体の電気をCO2フリーに切り替えるのは、神戸本社が初めてという。
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