(動画)HAT神戸に新たなアート作品2点を設置 「家族」と「熊」

2021/07/04  20:05 動画を追加しました。




 兵庫県と神戸市は29日、神戸市中央区の臨海部HAT(ハット)神戸地区で新たに設置したアート作品のお披露目式典を開催した(動画)。新たに設置したのは、名和晃平氏が制作した「Ether (family)」(エーテルファミリー)と、三沢厚彦氏による「Animal 2021-01-B(KOBE Bear)」の2点。岸壁沿いの「なぎさ公園」に著名な彫刻家の作品が2つ加わり、HAT神戸で暮らす人や、街を訪れた人の目を楽しませる。

 「Ether (family)」は、しずくが落ちる様子をモデル化し、上下を反転させて生命の永続性を象徴させた彫刻を大小4つ並べた。4つの彫刻は復興した街を見守る家族のように、寄り添って立てた。「Animal 2021-01-B(KOBE Bear)」は高さ約3.5メートルの巨大なクマ。兵庫県立美術館の蓑豊館長が「大きな彫刻がいい」とリクエストしたのに応えたという。左右の瞳は色が異なり、それぞれ六甲山の緑と空の青が映り込む。

 式典であいさつした神戸市の久元喜造市長は「HAT神戸は、なぎさ公園のリニューアルも含めて今後も県市協調で進めていく」と話した。兵庫県の井戸敏三知事は続いてあいさつし、新たな作品の設置が「市民のみなさんにも喜ばれると期待している」と語った。続けてあいさつした蓑館長は、「将来は直島(香川県直島町)まで行ける船が(HAT神戸地区の岸壁に面して建つ)美術館の前から出るのが私の最終的な目的」と展望を話していた。

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