先端技術を使った実証実験、どれが面白そう? アンケートで審査に加点・神戸市

 神戸市は23日から、先端技術を使った実証実験を民間企業に呼びかけて実施する「Be Smart KOBE」で、2021年度の採択事業を決める際の参考資料を得るため、「関心・興味を持った事業」を選ぶ住民向けのアンケートを始めた。17事業者による19提案の中から、関心・興味を持った提案を3つまで選ぶ。アンケートで人気があった上位3つに、選定委員会による審査の際に100点満点の10点を加点する。

 サービスの利用者である住民の興味や関心に応じた事業について、実証実験をできるようにするのがねらい。事業の選定に、技術者とは異なる視点を取り入れられるメリットもある。採択事業は①先駆性・的確性②実現可能性・継続性③提案者の業務遂行能力④地域性⑤市民ニーズ--と5つの観点で選定委員会が選ぶが、このうち市民ニーズに関する部分の得点を今回のアンケートで決める。

 企業の提案内容は幅広い。六甲山上と三宮の間での送迎サービスに関する提案や、女性が心身状態の把握に役立つ「わたしの温度」、AI(人工知能)を活用した農産物の需要予測とダイナミックプライシング(需要に応じた変動価格)、神戸市民全員が同時に対戦できる「早押しクイズ」のアプリ開発といった提案もある。投票する際は、提案した企業が作成した資料を見て判断する。

 アンケートは7月4日までで、神戸市が用意したフォームに記入する。神戸市に在住、通勤、通学している広義の神戸市民がアンケートに参加できる。選定委員会で選んだ今年度の採択事業と同時に、アンケートの結果も発表する予定だ。選定後に実施する、実際の実証事業は各方面との調整した結果、今回提示した内容と異なる場合もあるとしている。

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